NPO法人日本バイヤーズ・エージェント協議会の、岩原瑠花さん。代表理事の草柳さんが、長野の木祖村の空き家「江戸枝屋」を継承させていただいたのが、瑠花さんの義両親様です。
空き家アートをやりたくて、長野の空き家バンクを探していた草柳さん。近くを流れる水の音に癒やされる静かな環境で、ひとめ見て気に入ったそうです。
駅から近い・バス停からも近い・役場からも近い・道の駅も近い・公共トイレも近い。申し分ない「空き家アート」ができそう!
ちょうど空き家で絵を飾るイベントがあって、会場として使用された江戸枝屋。本当に空き家にアートが飾られて感動!
草柳さんは、日にちを決めて滞在し、来場者さんお一人おひとりに、絵の説明をされました。東京にお住まいで高齢で見に来られない岩原さんご夫妻に、写真をいっぱい撮ってアルバムにしてお渡ししたところ、とても喜んでいただけたそうです。
岩原さんご夫妻は高齢で、木祖村には行かれないので、草柳さんが代理人で、木曽の司法書士さんと一年以上かけて手紙や電話など交わしながら契約をされたそうです。
必要な書類のご説明や、経過報告でお家に伺うたびに、たくさんのお菓子やお茶をご馳走いただき、本当のおじいちゃんおばあちゃんのように、居心地が良くて話が弾んで、ついつい長居してしまったと草柳さん。
途中で、お庭が実は畑だったり、未登記があったりと、幾つか壁がありましたが、ひとつひとつ乗り越えて、最終的に登記まで終わった。これは、ひとえに、岩原さんご夫妻の応援のおかげと、草柳さんはしみじみ語ってます。
実はお孫さんが産まれたら木祖村に帰る予定だった岩原さん。ところがお孫さんが3つ子で、しょうがいをお持ちで、家族全員で介護が必要となり、お嫁さんの子育て介護を全面的にバックアップするため東京に残られたそうです。そして木祖村の家を手放す決心をされたそうです。
「孫が可愛い」「孫のことが心配」「どうか草柳さん、あの家で、孫の絵を飾ってください。孫は、絵の才能があるんです。(絵の先生に習っている)」
「孫が、いつか、ここが、じいちゃんばあちゃんの家なんだあって思い出してくれたら。ここに孫の絵が飾ってあったら、本当に嬉しい」
お孫さんにお会いした草柳さんは、KABOOの写真をお渡しして絵を描いていただきました。お孫さんの絵を飾れるよう、「江戸枝屋」をしっかり守っていこうと心に決めたそうです。
事務局です。岩原さん、理事長の草柳さんとのお話し、ありがとうございます。
草柳さんから、「継承する際、江戸枝屋の名前を使ってよいか、確認したところ、
『ぜひ、そうしてください。江戸枝屋を、よろしくお願いします。』
と景子さんにご了承をいただいた。和一さんは、昨年天国に旅立たれ、ご挨拶はできませんでしたが、きっと、天国から見守ってくださってると思います。」とお聞きしています。
NPOの「IENOTANE」プロジェクトで、空き家の修理や保全を実践してまいります。
木祖村の「江戸枝屋」に興味をお持ちの正会員さんもおられます。
きちんと安全に安心して使える防災・保全修理を行うことで、正会員さんや、地域の皆さんに使って頂けるようになることは可能だと思っています。
どこかで、江戸枝屋で、お孫さんの絵を飾るのを皆で観ることが出来るかもしれません。
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